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ごあいさつ

ご挨拶
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スペシャルオリンピックス日本・滋賀

会 長  國松 善次

 滋賀県におけるスペシャルオリンピックスの歴史は、2004年10月3日に開催された第1回トーチラン滋賀から始まります。このトーチランは、翌年の2005年に長野県で開催されたアジアで初のスペシャルオリンピックスの冬季世界大会のキャンペーン行事として、県内7ブロックで一斉に取り組まれた聖火リレーでした。

 このトーチランの成功をきっかけに滋賀県でもスペシャルオリンピックスの火をともそうと準備が始まり、2008年に全国で43番目となる設立準備委員会が組織され、すぐに湖南支部と湖東支部で卓球とバスケットボールのプログラムが始まりました。

 その後、高島支部でもプログラムが始まり、2014年の10月にはスペシャルオリンピックス日本・滋賀が設立されました。

 今年は滋賀県でスペシャルオリンピックスの活動が始まって16年目、正式な地区組織と認められて6年目となります。

 この間、活動の基礎となる支部は2支部から7支部へと広がり、取り組んでいる種目は2種目から6種目へと増えていきました。支えていただくコーチやボランティア、応援団としての企業・大学・団体等の数も飛躍的に増加しました。

 スペシャルオリンピックス日本・滋賀はスポーツだけでなく、世界自閉症啓発デーなどの啓発活動や医療スタッフ感謝エール金などの募金活動などにも積極的に参加する団体へと成長してきました。

 そんな折に今年の初めに新型コロナウイルスの世界的な大流行が起こりました。コロナは瞬く間に世界中に蔓延していき、この影響で私たちの全ての活動も半年間以上も止まってしまいました。

 関係者の必死の努力でようやく今月から滋賀県でもプログラマが再開されるようになりましたが、この長い休止期間の間に、社会のありようも大きく変わってきました。新しい社会システムに適応し、長期にわたる感染予防対策をしっかり確立して、スペシャルオリンピックスの灯を守り続けていかなければなりません。

 日々変化しているコロナ等の情報をしっかり共有して、リスクを回避し混乱を防止するため、思い切ってホームページを一新いたしました。

 関係するすべての皆さんのお力で、滋賀のスペシャルオリンピックス同様に、このホームページも大きく育てていただくことをお願いしてごあいさつといたします。

2020年11月吉日

SON・滋賀の歴史

スペシャルオリンピックス日本・滋賀の歴史

滋賀におけるスペシャルオリンピックスの歴史

2005年2月に長野県で開催されたスペシャルオリンピックス冬季ナショナルゲーム・長野のキャンペーンとしてその前年に取り組まれた5000万人トーチランの一環として、2004年11月21日に県下7ブロックで4000人の市民が参加して開催された「トーチラン滋賀」が滋賀県におけるスペシャルオリンピックスの出発点です。

この成功をふまえて、滋賀県においてもスペシャルオリンピックスの活動を継続的に行うための準備作業が始まり、2006年9月に細川佳代子理事長の第1回講演会、2007年5月にワンデイスペシャルと銘打ったスポーツ体験会などを開催し、同年7月に発起人を立ち上げ、2008年1月にスペシャルオリンピックス日本・滋賀設立準備委員会が発足。そして2008年8月31日に野洲市のなかよし交流館でバスケットボールのスポーツプログラムが開催され、本格的な活動が滋賀県においても始まりました。  

準備委員会の卒業までに6年の年月がかかり、2014年10月12日にSONの認証を受けて「スペシャルオリンピックス日本・滋賀」が発足し、現在7年目を迎えています。

スポーツプログラムの歴史と2019年度の実施状況

 2013度まではどの支部でも一種目月一回の開催で、4支部5種目の実施回数の総計が2013年度で102回でした。また、参加したアスリートの総数は延べ1109名、コーチは延べ434名でした。

 準備委員会から正式な地区組織に移行する条件として、SONはプログラムの毎週開催と8回をワンクールとする運営を県内どこかでは実施しているという状態であることを求めてきました。この条件は、会場の確保やコーチの手配、アスリートの日課との調整など多くの困難を有していましたが、モデル的に実施することとして、湖南支部の水口や湖南市居住のアスリートを中心に、甲賀市の伴谷の体育館で毎週水曜日夜8時からという一時間程度練習を続けるという取り組みを2014年1月29日から始めました。この活動はその後二か月(8回)練習して、一か月休みというパターンで現在まで続いています。その他、湖南支部のバドミントンや湖南支部野洲の卓球も月一回から月2~3回へと練習日を増やしました。湖南支部以外では、湖東支部のバスケットも月2回~4回活動日を増やしました。

 これらの結果、滋賀県全体では、2014年度は総計177回(対前年+75回)プログラムが開催され、参加者はアスリート延べ1969名(対前年+858名)、コーチが延べ591名(対前年+157名)とこの1年間で飛躍的に増加しました。

 2015年の5月17日(日)から毎月の第三日曜日に卓球と水泳を手はじめの種目として、大津支部が活動を開始しました。

 また、9月19日土曜日から月一回、甲賀町の体育館で、甲賀支部の卓球も始まりました。これにより今年度末では、湖南・湖東・湖北・高島・大津・甲賀の6支部で、卓球・バスケット・バドミントン・フロアーホッケー・水泳の5種目(サッカーはコーチ確保が困難で休止中)が正式種目として取り組まれました。

 これとは別に、アスリートやファミリーに人気の高いボウリングを、12月6日の日曜日から月二回程度、堅田のエースレーンと県の職員互助会の協力で、全支部を対象にモデル事業として、一人500円という安価で実施しました。2月末までの様子をみると、30名から50名という大勢の参加者があり、活況を呈していました。

 2015年度のプログラムの実施回数は、ボウリングを加えて194回(対前年+17回)、参加者数は延べアスリートが述べ2306名(対前年+337名)、コーチが延べ737名(対前年+146名)と二年連続で大幅増という結果になりました。

 2016年度の前半の大きな注目点は、大津支部のボウリングが本格的にプログラムとして定例開催されるようになったことです。堅田のエースレーンの全面的な協力で、1月31日(日)にボウリングのコーチクリニックを開催。

 葛西スポーツプログラム委員長(現副会長)を中心に、川村コーチや高島支部の松本副支部長,同木下コーチたちが中心となって2月より毎月第2日曜日に堅田エースレーンでプログラムが続けられ、ここ数年は役員のみ係員に派遣していた近畿のボウリング大会(6月4日東大阪イーグルホール)に3名の選手と5名のコーチを派遣することができました。

 ボウリングの取り組みは大津支部が県内最初のプログラムでしたが、湖東支部でも彦根のアルプラザのボウリング場を会場として、10月23日からボウリングのプログラムが始まりました。この取り組みは明保能コーチが滋賀県職員互助会のご支援を受けて、湖東支部の吉川コーチや野路井さんたちとともに月一回のペースで活動を続けています。

 2016年度の後半の大きな出来事としては、日本電気硝子(株)の協力で、同社の石山の工場の中にある体育館を借用して県下二番目となるバドミントンのプログラムが開始されました。長い間湖南支部のみの取り組みでしたが、ようやく悲願の複数開催にこぎつけました。大津支部バドミントンの取り組みは、コーディネーターとしては藤川コーチ、永田コーチ、指導者としては伊佐コーチが中心となって月一回の開催が継続されています。

 大津支部でのバドミントンの立ち上げのために7月31日(日)に安曇川中学校の教室と安曇川総合体育館を会場として、コーチクリニックを開催しました。このコーチクリニックには大津支部関係者はもとより、高島支部関係者も多数参加していたことから、高島支部でもバドミントンを始めようとする動きが本格化して、12月10日(土)にワンデーバドミントンプログラムが実施されました。2017年度の初めから今までの卓球と同じ日に同じ会場で、バドミントンも取り組まれることになりました。この取り組みが定着すると滋賀のスペシャルのバドミントンは、湖南支部、大津支部、そして高島支部と県内3か所で実施されることとなります。

 バドミントンに関して特筆されることは、2016年度から滋賀県バドミントン協会とのお付き合いが始まったことで、1月30日(土)に國松会長、葛西SP委員長、南ヘッドコーチ、菊事務局長、檜山が滋賀県立体育館に滋賀県バドミントン協会の河崎理事長やリーダーの皆さんを表敬訪問し、今後は両団体で具体的な交流や支援を開始することに合意しました。

 その合意に基づき、研修やコーチクリニックを共同で開催できないかの協議が続けられ、12月4日(土)に大津市の日吉中学校で開催された滋賀県バドミントン協会主催の上級指導者研修会に檜山が障害者福祉の歴史やスペシャルオリンピックスの紹介の講義を、南コーチがスペシャルオリンピックスのバドミントンの特徴の説明を担当し、午後からは午前中の両名に加えて門田・森・小野・河津・渋谷の各コーチや深田君、藤川さんの2名のアスリート代表も実技に加わり、スペシャルオリンピックスの存在感を示してくれました。

 2016年度は、世界大会やその前年の国内のナショナルゲームの開催のない「静かな一年」でしたが、その代わりに種目別の大会が数多く開催され、五月に福岡県で催された卓球の全国交流大会には滋賀からもアスリート12名、コーチ4名 ファミリー7名の大選手団が参加しました。昨年結成された大津支部からは男性 3名、女性1名が初参加しました。その予選を兼ねて、2016年の3月に初の卓球の単独の地区競技会(県大会)が彦根市稲枝で開催され、多数のアスリートやコーチが参加しました。

 大津支部で2015年からスタートした水泳は、月1回の練習を積み重ねて各自のスキルアップやリレー等のチーム競技でのタイムアップを図りました。結成10か月の2016年2月に初めての地区競技会を兵庫・大阪・奈良等の近畿の仲間たちにも加わって貰って無事成功させました。さらに11月には第2回目の地区競技会を堅田イトマンのプールをお借りして開催し、大阪・奈良に加えて和歌山の地区組織の仲間たちが参加してくれました。

 毎年6月に湖南市総合体育館をお借りして開催してきた滋賀の地区競技会は2016年卓球が3月に単独で試合を実施したので、バスケットボールとバドミントンの2種目での開催となりました。

2017年度の第4回夏季地区競技会は近江八幡市運動公園体育館に会場を移し、5月27日(土)にバスケット・卓球・バドミントンに合わせて、フロアーホッケーの練習披露も行われました。

この年もバドミントンは大阪チームを招待しての交流試合となりました。

 2017年度は湖北支部で取り組んでいるフロアーホッケーをはじめ5支部の卓球練習機や湖北支部のバスケットボールのユニフォームなどを長浜ロータリークラブの寄贈で揃えることができ、当該のアスリートやコーチが大いに力づけられましたが、今年度はダイトロン福祉財団の助成金を活用して、ジャージ上下の新ユニフォームを45着新調しました。2018年のナショナルゲームの開会式などで着用しました。

 2018度は高島支部でバトミントンが本格的に始まったことをのぞいては、新しい支部や新しい種目はありませんだが、九月に愛知県で開催された国内のオリンピックに向けて、全体で練習に集中した年でした。第5回になります滋賀の夏季地区大会は、愛知大会の出場エントリー締め切りの関係で、例年より2~3カ月早い、3月17日土曜日に湖南市総合体育館で開催され、卓球・バスケット・バトミントンの3種目の県内の試合がありました。バトミントンは例年通りスペシャルオリンピックス大阪がゲスト出演してくれました。会場の関係で競泳とボウリングの県大会は11月に堅田で開催し、フロアーホッケーは、2019年1月に長浜市立体育館で開催しました。

 今年度もスポーツプログラムの面では比較的落ち着いた年で、新しい支部や新しい種目の立ち上げはありませんでした。

 2019年第6回スペシャルオリンピックス日本・滋賀夏季地区大会は、6月22日(土)に湖南市の雨山体育館を会場にして、卓球・バスケットボール・バドミントンの3種目が実施され、県下各地から多数のアスリート・ファミリー・コーチ・ボランティア等が参加するとともに、今年もスペシャルオリンピックス日本・大阪のバドミントンチームの皆さんが出場してくれました。

 競泳は11/23に、ボウリングは12/8に、それぞれ大津市堅田の練習会場で今年度の地区競技会を開催しました。

 湖北支部で取り組んでいますフロアーホッケーの地区競技会は、2020年1月26日に長浜市民体育館で開催されました。

 2019年度のスポーツプログラムの回数やアスリートの延べ参加者数、コーチ等の延べ参加者数を下記の通りまとめましたが、大津支部の水泳を除き、どの種目もアスリート数、コーチ数がかなり減少しています。

 特にコーチやファミリーの減少が激しく、その影響が残っているコーチ等の負担増となってあらわれていないかの調査と新たなコーチ等の確保の方策を講じる必要が喫緊の課題となっています。

支部別・種目別プログラム開催状況 2019年度集計表

湖東支部の3種目のデータは2018年度のもの、他は2019年度データ

プログラム

 現在、スポーツプログラムとして5種の夏季競技と、1種の冬季競技を実施しています。アスリートの参加基準は、アスリート6歳以上、ボランティア高校生以上です。

 プログラムは基本的に、毎週末の土曜日または日曜日に開催していますが、開催日や会場はプログラムごとに異なります。

​プログラム紹介

スペシャルオリンピックス日本・滋賀の歴史

ハンドシェイク

ご支援のお願い

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スペシャルオリンピックス日本・滋賀は、

個人・法人・団体の皆様のご寄付やご協賛によって支えられています。

ひとりでも多くの知的障害のある人たちがこの活動に参加できるよう、

皆様のご支援、ご協力を心よりお願い申し上げます。

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